こんにちは!
今年も楽しみな季節がやってきました!いよいよ8/6(日)に、第105回となる全国選手権大会が開幕します!今年はどんなチームが出場し、どんな選手が活躍するのでしょうか。ワクワクしますね!
早速、組み合わせを見ながら、今大会の見どころや注目選手などを押さえておきたいと思います。どうぞ宜しくお付き合いください!
出場校一覧
今大会も、例年の通り全国47都道府県から、49の代表校が出場します。出場校は下記一覧の通りです。
高校 | 都道府県 | 出場回数 |
クラーク国際 | 北北海道 | 7年ぶり② |
北海 | 南北海道 | 2年ぶり㊵ |
八戸学院光星 | 青森 | 2年連続⑫ |
花巻東 | 岩手 | 4年ぶり⑪ |
明桜 | 秋田 | 2年ぶり⑪ |
日大山形 | 山形 | 2年ぶり⑲ |
仙台育英 | 宮城 | 2年連続㉚ |
聖光学院 | 福島 | 2年連続⑱ |
土浦日大 | 茨城 | 5年ぶり⑤ |
文星芸大付 | 栃木 | 16年ぶり⑪ |
前橋商 | 群馬 | 13年ぶり⑥ |
浦和学院 | 埼玉 | 2年ぶり⑮ |
専大松戸 | 千葉 | 2年ぶり③ |
共栄学園 | 東東京 | 初出場 |
日大三 | 西東京 | 2年連続⑲ |
慶応 | 神奈川 | 5年ぶり⑲ |
東海大甲府 | 山梨 | 8年ぶり⑭ |
東京学館新潟 | 新潟 | 初出場 |
上田西 | 長野 | 8年ぶり③ |
富山商 | 富山 | 9年ぶり⑰ |
星稜 | 石川 | 2年連続㉒ |
北陸 | 福井 | 7年ぶり④ |
浜松開誠館 | 静岡 | 初出場 |
愛工大名電 | 愛知 | 3年連続⑮ |
大垣日大 | 岐阜 | 5年ぶり⑥ |
いなべ総合 | 三重 | 7年ぶり③ |
近江 | 滋賀 | 5大会連続⑰ |
立命館宇治 | 京都 | 4年ぶり④ |
履正社 | 大阪 | 4年ぶり⑤ |
社 | 兵庫 | 2年連続② |
智弁学園 | 奈良 | 2年ぶり㉑ |
市和歌山 | 和歌山 | 7年ぶり⑥ |
おかやま山陽 | 岡山 | 6年ぶり② |
広陵 | 広島 | 5年ぶり㉔ |
鳥取商 | 鳥取 | 2年連続④ |
立正大淞南 | 島根 | 11年ぶり③ |
宇部鴻城 | 山口 | 4年ぶり③ |
英明 | 香川 | 12年ぶり③ |
徳島商 | 徳島 | 12年ぶり㉔ |
川之江 | 愛媛 | 21年ぶり⑥ |
高知中央 | 高知 | 初出場 |
九州国際大付 | 福岡 | 2年連続⑨ |
鳥栖工 | 佐賀 | 初出場 |
創成館 | 長崎 | 5年ぶり③ |
東海大熊本星翔 | 熊本 | 5年ぶり③ |
明豊 | 大分 | 3年連続⑨ |
宮崎学園 | 宮崎 | 初出場 |
神村学園 | 鹿児島 | 4年ぶり⑥ |
沖縄尚学 | 沖縄 | 2年ぶり⑩ |
今年は作新学院や大阪桐蔭、智弁和歌山、鳴門、明徳義塾といった甲子園常連校が地方大会で姿を消しましたが、一方で東北勢は強豪常連校が軒並み出場を果たしました。また、初出場校は6校であり、久々に夏の甲子園に戻って来る学校も多く、近年の中ではフレッシュな顔ぶれが集う大会といった印象です。最多出場は(毎度おなじみ)北海の40回目で、前回出場から最もブランクがあるのは、川之江の21年ぶりの出場です。公立校は9校、私立校は40校となりました。
組み合わせ
それでは、組み合わせと見どころ、注目選手を見ていきたいと思います。今大会も3回戦までのトーナメントが決まっており、3回戦の試合終了後に準々決勝の抽選が行われます。
なお、夏の大会については、僕は勝敗予想や優勝校予想をしません。理由は簡単で、まず当たらないからです(笑) 夏の大会における高校生の執念や底力、成長力といったものは、人間の想像力や分析能力などを遥かに超越しており、番狂わせや奇跡的なことが起こりやすいですよね。それこそがまさに高校野球の一番の魅力となる要素なのだとつくづく思います。
ただ、データ的なことを何も語らないのも面白くないので、ここでは各ブロック初戦の都道府県別の過去の対戦成績を掲載します。豆知識として話のタネにはなるでしょう。
ブロック①②
※表内数字左:第〇日目-数字右:第〇試合
ブロック①の最大の注目は、開幕日第3試合の浦和学院vs仙台育英です。共に甲子園での優勝経験のある強豪同士の対戦で、1回戦屈指の好カードと言えるでしょう。昨夏優勝校の仙台育英は投手層が厚く、エースの高橋くん、湯田くん、仁田くんは皆150キロの速球を投げる投手であり、さらに田中くん、武藤くんといった好投手も控えています。今大会も文句なく優勝候補に挙げられていますね。
また、履正社の福田幸之介くんも今注目の好投手です。150キロオーバーの速球が武器の左の本格派で、大阪大会決勝では大阪桐蔭を3安打完封に抑えるという完璧なピッチングを見せ、話題となりました。かつての履正社のエース・寺島をどことなく彷彿とさせる投手です。名前も縁起が良いですね。甲子園での活躍にも期待です。
このブロックでは、川之江と高知中央が四国勢同士の隣県対決となりました。
都道府県 | 勝利数 | 勝利数 | 都道府県 | |
東京 | 0 | vs | 4(3) | 福島 |
埼玉 | 2(1) | vs | 3(3) | 宮城 |
愛媛 | 5(3) | vs | 3(2) | 高知 |
大阪 | 5(3) | vs | 1(1) | 鳥取 |
ブロック②では、今年のセンバツで智弁和歌山を倒した英明が、今度は智弁学園と相まみえます。同じ年に甲子園で智弁兄弟を倒すという偉業を成し遂げることができるのか、楽しみですね。
注目選手は、一年時から全国的に名を轟かせている、花巻東の佐々木麟太郎くんです。高校通算140本のホームランを放っているこの大型スラッガーに、早くも熱視線が浴びられています。自身初となる夏の甲子園で本領を発揮できるのか、要注目です。
ブロック①②を見るとわかりますが、大会第2日目は四国勢4校が一気に出揃う”四国デー”となっています。
都道府県 | 勝利数 | 勝利数 | 都道府県 | |
香川 | 2(0) | vs | 3(2) | 奈良 |
愛知 | 5(1) | vs | 8(4) | 徳島 |
岩手 | 3(1) | vs | 2(2) | 山口 |
群馬 | 3(2) | vs | 2(1) | 北海道 |
ブロック③④
ブロック③では、今大会4校出場している日大系列の高校のうち、3校が固まるという珍事が発生しました。”日大祭り”状態です。面白いですね。どの試合も接戦になりそうな組み合わせです。個人的に、日大山形は好きなチームですので頑張ってほしいです。
このブロックでは、大垣日大と近江が隣県対決となっています。
都道府県 | 勝利数 | 勝利数 | 都道府県 | |
山形 | 0 | vs | 2(2) | 岡山 |
岐阜 | 5(1) | vs | 1(1) | 滋賀 |
佐賀 | 2(2) | vs | 3(3) | 富山 |
東京 | 16(7) | vs | 22(9) | 兵庫 |
ブロック④も、どんな試合展開になるのかが全く読めない組み合わせとなり、面白そうです。
都道府県 | 勝利数 | 勝利数 | 都道府県 | |
和歌山 | 3(2) | vs | 0 | 新潟 |
京都 | 7(2) | vs (春引き分け1) | 3(3) | 鹿児島 |
熊本 | 4(3) | vs (夏引き分け1) | 5(2) | 静岡 |
大分 | 6(5) | vs | 1(1) | 北海道 |
ブロック⑤⑥
ブロック⑤の注目選手は、沖縄尚学の好投手・東恩納くんです。沖縄大会では5試合31回⅓を投げて失点0という快投を見せ、2季連続となる甲子園出場の立役者となりました。余談ですが、往年のセンバツ優勝投手である比嘉公也監督の年齢表示をテレビ越しで見る度に、自分も年をとったなあとしみじみ感じます(笑)
都道府県 | 勝利数 | 勝利数 | 都道府県 | |
長崎 | 2(1) | vs | 0 | 石川 |
三重 | 2(2) | vs | 1(1) | 沖縄 |
ブロック⑥の注目選手は、広陵の主軸・真鍋くんです。花巻東の佐々木麟太郎くんと並んで一年時から評価の高い大型スラッガーです。広島大会では本調子ではなかったようですが、大舞台でどれだけ活躍できるのか、見ものです。
このブロックでは、立正大淞南と広陵が隣県対決となっています。
都道府県 | 勝利数 | 勝利数 | 都道府県 | |
島根 | 0 | vs | 2(1) | 広島 |
神奈川 | 8(6) | vs | 3(1) | 福井 |
ブロック⑦⑧
ブロック⑦は、明桜と八戸学院光星が隣県対決となりました。秋田代表と青森代表は、春夏通じて甲子園初顔合わせとなります。
注目は、明桜のブラスバンド部です。ここのブラバンは音色がものすごくきれいで、聴いていて心地の良い、非常にレベルの高い演奏をするので、個人的に好きです。特に、キングクリムゾンの”21st Century Schizoid Man”の出だし部分を演奏するところなどは最高で、いつも密かに出場を楽しみにしています。久々に生演奏を是非聴いてみたいところです。
都道府県 | 勝利数 | 勝利数 | 都道府県 | |
栃木 | 3(2) | vs | 2(2) | 宮崎 |
秋田 | 0 | vs | 0 | 青森 |
開幕試合は、土浦日大と上田西の対戦に決定しました。
ブロック⑧の注目選手は、専大松戸のエース・平野くんです。最速151キロの直球を投げる好投手として、評価の高い選手です。また、九州国際大付の佐倉侠史朗くんも、前述の佐々木麟太郎くん、真鍋くんと共に一年時から注目を浴びている大型スラッガーです。福岡大会では打率.435の好成績を収めており、三年生となった今年は主将としてチームを牽引する存在です。
都道府県 | 勝利数 | 勝利数 | 都道府県 | |
千葉 | 2(1) | vs | 1(1) | 山梨 |
茨城 | 0 | vs | 3(3) | 長野 |
福岡 | 4(3) | vs | 6(4) | 茨城 |
福岡 | 3(3) | vs | 2(1) | 長野 |
おわりに
上記で紹介した注目選手はほんの一部で、他にも多くの有望な人材が全国にいます。また、新たなスターの誕生も夏の甲子園の醍醐味の一つですので、どんな選手が現れるのか、どんなドラマが生まれるのか、今年も非常に楽しみですね。
近年酷暑が続く甲子園ですが、今年の夏は特に危険な暑さとなりそうですので、現地で観戦される方は本当に気を付けてください。こまめな水分補給をし、アルコールの飲みすぎは要注意です。僕も気を付けます。
それでは皆さん、甲子園でお会いしましょう!
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