「夏の甲子園」の暑さ対策についてガチファンが思うこと/その② ドーム論への見解

甲子園球場 高校野球

こんにちは!

「夏の甲子園」の酷暑問題について、前回の記事では大会批判への見解を述べていきました。今回は暑さ対策について考えたいことの第二弾として、巷でよく叫ばれる夏の選手権のドーム開催の是非を中心に、メジャーな意見に対する持論を述べていきたいと思います。どうぞ宜しくお付き合いください。

2023夏開会式

最も多く叫ばれる選手権の「ドーム開催論」「ドーム化論」

夏の甲子園の暑さ対策についての議論の中で、ネット上で最も多く叫ばれるのが、選手権大会を「ドームでやれ」という意見と、「甲子園をドームにしろ」という意見です。これらの意見は主に高校野球にあまり精通していない人がよく叫びがちなのですが、一部メディアの記者や有識者でも唱える人がいます。中には、「なんでそんな簡単なことも考えられないんだ」「旧態依然の高野連は頭が固い」などと厳しい声を上げる人もいます。しかし、これらの意見については現在のところ高野連では検討段階にすら入っていません。一体、どのような事情がドーム案の障壁となっているのでしょうか。その理由と僕の見解を以下に述べていきます。

「ドームでやれ」は無茶

甲子園の暑さ問題で最も多く叫ばれる、「ドームでやれ」という声について考察します。シンプルに「暑さだけ」を解決したい場合、これは最も効果的な案ですので、こう考えるのもある意味自然なことと言えます。しかし、残念ながらこの案を実現するには、かなり高いハードルをクリアする必要があります。その主なハードルは、大きく二つ挙げられます。

費用・日程の問題

まず最も大きな障壁となるのが、費用の問題です。これは一般人やライトファンの間では割と知らない人が多いのですが、甲子園の所有者である阪神電鉄は高校野球の大会開催期間中、球場を使用料無料で高野連に貸し出しています。もともと甲子園球場は、膨れ上がった高校野球人気の需要に伴い、鉄道利用増を見込んだ阪神電鉄が1924年に建造したスタジアムです。つまり、甲子園球場は高校野球のために造られたという歴史的背景があります。この当初の思想が現在も汲まれて、高野連は春と夏の全国大会の期間中、甲子園を無料で利用できているのです。この間は阪神タイガースも甲子園を高校野球に明け渡します。

しかし、大会をドーム球場でやろうと思うと相当な費用がかかってしまい、非営利団体である高野連にそんな余裕はありません。例として甲子園から最も近い京セラドームを挙げると、グラウンド使用料、スタンド使用料、付帯設備使用料や空調費、人件費等をすべて合算すると、低く見積もっても1日14時間計算で1200万円ぐらいはかかるのではないでしょうか。現在のレギュレーションでは、夏の甲子園の大会期間は17日間ですので、ドーム球場で大会を開催しようとするとざっと2億円ほどの費用が今より必要な計算になります。これはあくまでざっくりとした概算であり、実際は契約内容次第なところもありますが、まずこの時点で既に「ドームでやれ」案が困難を極めることがわかります。

京セラドーム
甲子園に替わる夏の選手権開催候補地としてよく名前が挙がる京セラドーム大阪

使用料が払えないという話になると、「高野連は黒字じゃないか」といった声が今度は出てきます。たしかに高野連の過去の収支を調べると、コロナ禍前で年間1億円前後の黒字収支となっています。しかし、前述の通り高野連は非営利団体であり、余剰金は加盟校への助成金や将来への事業推進基金に充てられます。高野連の収入は入場料が8割を占めていますので、ドーム開催を実現するためには入場料を現状よりかなり釣り上げる必要があるでしょうが、甲子園から高校野球が離れる時点で相当数のファンも離れると思われ、そこに高額な入場料が加わるとなると新規ファンの取り込みにも苦労するでしょう。

そうなると次に考えられる収入源として、現在「0円」である放映権料を有料にして売るという案や、スポンサーを募って広告収入を得るといった案があります。しかし、大会運営において資金面を民間企業に依存した場合、景気の影響や企業の業績などによっては大会の開催自体が危ぶまれる事態も想定され、不確定で致命的な要素を孕むことにもなります。また、あくまで高校野球は高野連が主催するクラブ活動の一環ですので、企業が主体になることは明らかに高校の部活動の範疇を超えており、これはこれで各方面から批判を浴びることになるでしょう。文科省も黙っていないと思います。このように、ドーム球場を使用するにあたっては費用面での不安要素、不確定要素があまりに多く、かなり困難であると言わざるを得ません。

また、仮に使用料問題が解決したとして、今度は日程の問題が生じてきます。当然の話ですが、ドーム球場はいつでも空いているわけではなく、プロ野球はもちろんのこと様々なイベントやコンサート等の予定がぎっしり詰まっています。甲子園のように高校野球のために予定を空けてはくれませんし、例えば京セラドームを使用したい場合は本拠地とするオリックス球団側との交渉も必須です。仮にオリックスが「僕たち長期ロード出ますんで、どうぞその間使ってください」と言ってくれたとしても、17日間の日程を押さえるためには野球界だけでなく様々な方面での調整が必要であり、クリアすべき契約等の問題もあるでしょう。これは現実味がありません。

日本ハムファイターズが撤退し、閑古鳥が鳴いている札幌ドームであれば日程を押さえることが可能かもしれませんが、やはり費用面がネックになります。また、札幌ドームの地面はコンクリートの上に薄い人工芝が敷かれているだけであり、選手の身体への負担や怪我のリスクが大きいと言われていますので、高校野球にふさわしい球場とは思えません。

「甲子園でやること」の価値の喪失

甲子園球場は高校野球の聖地であり、高校球児の憧れの地であることは説明不要かと思います。100年の歴史の中で多くの球児が甲子園で試合することを夢見、その中で選ばれた選手のみが土を踏み、数々の名勝負を繰り広げてきました。スピリチュアルな表現になりますが、甲子園には高校野球そのものの「魂」が宿っており、「野球の神様」や「勝利の女神」、さらには「マモノ」が棲むとよく言われています。また、日常においても様々なジャンルの全国大会において「〇〇甲子園」などと名前が冠される場合もあり、甲子園はもはや全国大会の代名詞とも言えるワードとして、日本の文化に深く根付いています。

そのような土壌の中で、甲子園を捨ててドーム球場で全国大会をやると、どうなるでしょうか。きっと興ざめする選手、ファンが続出し、高校野球人気は一気に低下することとなるでしょう。これを裏付けるアンケート結果もあります。2018年に東スポが行った球児50人へのアンケートによると、「夏の大会をドーム移転するべきか?」の問いに対して、「甲子園でやるべき」と答えた球児が47人、「球場にはこだわらない」が3人で、「ドーム球場に変更すべき」は0人でした。実に「94%」という圧倒的な支持率で、甲子園での開催継続を望む声が多く聞かれた、とのことです。これは恐らく、今同じアンケートをとっても結果に有意差は出ないと思います。

実は、選手権大会は甲子園球場を使用し始めた第10回大会以降、同じ西宮市内にある阪急西宮球場を併用した例が3回あります。戦後間もなく、甲子園が米軍に接収されていた第28回と、記念大会で出場校が増えた第40回、45回大会です。しかし、これらの大会では甲子園で試合をすることなく大会を去る球児が出てきてしまい、評判はかなり悪かったようです。最も不運な例を挙げると、第45回大会の甲府商(山梨)は3回戦まで進出しながら、抽選により3試合全て西宮球場での試合となった出来事がありました。当時、甲府商の外野手兼投手だった堀内恒夫(元巨人)が、後に甲子園でプレーできなかった残念さをメディアで語ったことは、高校野球ファンの間では有名な話です。大多数の高校球児は甲子園を目指して日々努力しており、甲子園で試合をすることが夢なのです。かく言う僕も、かつては甲子園出場を夢見た野球少年でした。

西宮球場
かつて甲子園と併用されたことのある、今は無き阪急西宮球場。(現在の阪急西宮ガーデンズの位置にあった)

「ドームでやれ」案を叫ぶ人たちはよく選手ファーストを主張しますが、当の選手たちが甲子園でやりたがっているのであれば、その意向を汲んだ上でできる環境を整えてあげるのが「選手ファースト」なのではないでしょうか。「いい加減甲子園の神聖化をやめろ」「甲子園至上主義は宗教じみている。洗脳だ」という声もありますが、聖地というものは文化の中で長い年月をかけて自然発生的に形成されるものであり、それを急に「やめろ」というのは暴論であり、人間社会の精神性への冒涜でもあると僕は思います。

移転開催の難しさ

ドームが無理となると、今度は「涼しいところでやれ」や、「単独固定開催でなく国体のように全国持ち回り制にしろ」などという意見も出てきますが、大会規模を維持したままという前提で考えると、これもかなり困難であると言わざるを得ません。

他会場で現在の甲子園と同様の運営をするためには、会場、宿泊、その他において代表的なものだけでも下記条件をどうクリアするかが重要な課題となります。

  • 使用料無料で数万人規模のキャパシティー(会場)
  • 数万人の観客を捌くことのできる公共交通機関、アクセス(会場)
  • 夏休みの書き入れ時に、出場校数分を確実に受け入れ可能な宿泊施設の数(宿泊)
  • 出場校1校につき20人以上となる団体客に安価で食事付きのサービスを提供できる宿泊施設(宿泊)
  • 出場校は2週間前後の連泊&敗退後のキャンセル料無料(宿泊)
  • 多くの遠方客が宿泊可能な施設の数(宿泊)
  • 出場校の練習場所の確保(その他)
  • 応援団などの大量のバスが駐車可能なスペースが球場周辺にある(その他)
  • 大応援団を短時間でスムーズに入れ替えさせる設備構造、誘導のノウハウがある(その他)

これらは高校野球の有史以来、歳月をかけて醸成された運営体制ですが、この体制を築くことができる他会場はかなり限られており、開催には相当の労力が必要なのではと思います。これらのことを考慮すると、甲子園という場所がいかに好条件で恵まれた土地であるかがわかります。

甲子園以外の場所で選手権を開催するためには体力のある地域でなければかなり厳しく、持ち回り制もするとなると大会規模を大幅に縮小するしかなさそうです。

「甲子園をドーム化しろ」は非現実的

「ドームでやれ」案と同じくらいよく目にするのが、「甲子園をドーム化しろ」という意見です。この意見について考える上でまず前提として押さえておかなければならないことが、この意見を高野連に言ってもどうしようもない、という点です。甲子園は高野連ではなく阪神電鉄の所有物ですので、ドーム化しろという声、批判を高野連にぶつけるのは間違いで、阪神電鉄やその他関連企業、自治体を説得する必要があります。また、当然ながら甲子園をドーム化する場合、莫大な建設費と維持管理費がかかり、その時点でかなりのハードルとなります。その上で結論から言うと、今の甲子園球場をドーム化するのはほぼ不可能です。その理由は大きく3つあります。

立地の問題

まず一つ目の理由は、立地の問題です。グーグルマップなどで航空写真を見るとよくわかりますが、甲子園球場はすぐ真横を阪神高速と幹線道路が通っており、周囲は住宅密集地となっています。あれほどの巨大なスタジアムをさらにドーム化するとなるとかなりの大規模工事となりますが、まずそのためのスペースがそもそも足りません。また、建造物に関するさまざまな法的問題や条例をクリアする必要もあるでしょう。甲子園球場はそもそも、ドーム化工事をすること自体が立地的に非常に困難なのです。現在の立地でドーム化するということは、自治体や周辺住民を巻き込んだ一大事業となり、莫大な資金と入念な下準備が必要となります。

甲子園航空写真
甲子園球場周辺の航空写真(Google Mapより)

耐久性の問題

次に2つ目の理由として、甲子園球場の耐久性の問題があります。甲子園は今年(2024年)で生誕100周年を迎える、非常に歴史ある古い建築物で、老朽化も激しいです。時代を経る中で数度に及ぶ改修や耐震工事は行われてはいるものの、老朽化により耐久性はどうしても落ちてしまっています。その上、そもそもドーム化することを考えた設計にもなっていないため、今さらドーム化するのは無理難題です。この点を説明すると必ず、「西武ドームのように屋根で覆えばいいじゃないか」と言う人たちが出てきます。しかしこれも、現実的ではありません。今の甲子園球場をすっぽり覆う屋根を作るとなると、球場周辺に巨大な支柱を何本も建てる必要があり、前述の通り甲子園にそんな土地はありません。スペースがないとなれば、現在の観客席を取り壊して支柱を建てれば不可能ではないかもしれませんが、その場合は観客席が大幅に減ることで減収につながり、阪神電鉄側は絶対に反対するでしょう。西武ドームは西武球場として1979年に完成し、1999年に現在の屋根が取り付けられドーム化されましたが、丘陵地帯の地面を掘り下げる形で作られており、初めから将来的なドーム化を構想した設計で建設されました。もともと屋根を支える土台が球場の周りを囲っていたため、屋根を付けることが可能だったわけです。

それ以外にも、屋根をつけると甲子園の天然芝は必然的に人工芝に張り替える必要がありますし、夏場は熱がこもる等の問題もあり、熱中症対策の効果もそれほど期待できません。逆に体調不良者が続出する恐れすらあります

西武ドーム
「屋根をつけろ」派が代表例としてよく挙げる西武ドームも、真夏はかなり過酷な環境となる。

「重要文化財」としての問題

3つ目の理由として、「重要文化財」とも言える甲子園球場そのものの価値が損なわれるという問題があります。前述の通り、甲子園は建造から100年という歴史を持つ古いスタジアムであり、文化的、建築学的にも非常に価値のある建造物です。そのような建造物を、原型を止めないほど改修してしまうことは、積み上げてきた歴史的価値をも損なうことになってしまい、これについては野球界だけでなく、財界、政界、一般市民も巻き込んだ大規模な議論が必要となるでしょう。

1924年甲子園
甲子園球場は今から100年前の1924年8月1日に竣工された

新ドーム球場を建てるしかない

こうした諸問題を見ていくとわかる通り、甲子園球場をドーム化するのはかなり現実味がありません。どうしてもドーム化するならば、すべて解体し、新たに一から小規模なドーム球場を作り直すしかないでしょう。その場合も、じゃあ工事の間、大会はどうするの?阪神タイガースはどうするの?といった、致命的な課題が発生します。ただし、今の甲子園球場の場所にこだわらないのであれば、別の場所に新たなドーム球場を建設するという手があります

実はかつて、甲子園にドーム球場を建設する構想が浮上していたことがありました。これは甲子園に隣接していた「阪神パーク」を閉園し、その跡地(現在の甲子園ららぽーと)に新甲子園ドームを建設しようという話で、1993年に検討された計画でした。しかし、バブル崩壊の余波と阪神大震災の影響で阪神電鉄やその他阪神地域の企業、自治体の体力が軒並み削ぎ落とされ、この計画は白紙となってしまいました。
この時もし本当にドーム球場が建設され、大会運営が移行されていれば、少なくとも暑さ対策について現在のような賛否は起きていなかったでしょう。元祖・甲子園球場が取り壊されていたかどうかはわかりませんが、「甲子園」という土地に建設されるのであればドーム球場であってもそのブランド力はなんとか維持されていたかもしれません。もっとも、この計画が出た当時はドーム化を拒否する声が多く、果たして現実味があったかどうかは怪しいですが…。

おわりに:移転論者へのススメ

以上、ここまで夏の選手権のドーム開催論、移転論、甲子園のドーム化論について考察していきました。ネット上ではとにかくドーム論を叫ぶ意見が後を絶たず、時折良心的な人が実現が難しいことを説明してくれるのですが、堂々巡りの議論が何年も繰り返されています。そんな中で最も僕が疑問に思うのが、会場を甲子園から移すことを主張している人たちのうち、果たして甲子園に行ったことのある人はどれぐらいいるのか?という点です。きっと一度も足を運んだことなく批判している人も多くいるのではないでしょうか。これは完全に僕の主観ですが、甲子園での高校野球観戦は格別であり、あの雰囲気を一度でも味わうと、”やっぱり高校野球は甲子園じゃないと”とどうしても思ってしまいます。青い空、白い入道雲、照り付ける日差し、美しい黒土と緑の天然芝のコントラスト、時折吹き付ける浜風、六甲の山脈、蔦の絡まる外壁、漂うカレーやたこ焼きなどのフードの香り、巨大な銀傘、一層式の広大なスタンド、そして圧倒的な大歓声。甲子園には唯一無二の雰囲気と魅力があり、その壮観には感動すら覚えます。端から甲子園に否定的な人には何を言っても無駄かもしれませんが、そうでない人には是非一度体感してほしいものです。

また、「屋根をつけろ」派の人たちは、果たして夏の西武ドームに行ったことがあるのでしょうか?一度でも行ったことのある人はわかると思いますが、屋根を取り付けただけの球場は熱の逃げ場が少ないため、熱が場内に溜まってしまい、空調も効かないので蒸し風呂のような暑さになります。壁面がないため日差しも入り、雨の日は湿気も溜まります。こういった問題により、西武ドームでは夏場にデーゲームは行われていません。ただでさえ灼熱の甲子園にさらに熱が溜まるなど、考えただけで恐ろしいです。その上人工芝への改造も余儀なくされる訳ですが、一体これのどこが選手ファーストになるのでしょうか。

高校野球は大人気コンテンツですので、夏の選手権を他会場に移しても多くの観客が押し寄せるでしょう。しかし、その魅力や熱量は確実に低下しますし、オールドファンは離れていくと思います。「甲子園」という目標がなくなることで、球児のモチベーションも今とは違う形になります。そこの部分をどう考えていくかが移転論のポイントになると思います。少なくとも僕は、もし夏の選手権が甲子園から他会場へ移転した場合は、観に行きません

夏の選手権と甲子園を切り離すことは、これまで高校野球が積み上げてきた歴史と伝統を根本から崩すことになり、実現には相当な覚悟が必要だと言えるでしょう。これこそまさに、「言うは易く行うは難し」の典型であり、そのことをもっと多くの人に知ってもらいたいというのが、僕の本音です。

さて、ここまで二弾に渡り夏の選手権の暑さ対策への批判意見とドーム論に対する見解を長々と述べてきました。次回は最後に、今後とり得る、現実味のある暑さ対策について考えていきたいと思いますので、宜しくお願いします。

筆者プロフィール
この記事を書いた人
しんのG

高校野球を年間60~90試合ほど現地観戦している関西在住の高校野球ファンです。近畿の高校野球の話題を中心に、ライト層からコア層のファンまで楽しめるような有益なブログを目指して投稿していきたいと思います。
また、音楽も好きなので、音楽関連の想いも綴っていきたいと思います。宜しくお願いします。

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