2023年 春季兵庫県大会 結果と総括&夏への展望

入道雲と甲子園球場 高校野球

GWが早くも過ぎ去ろうとする中、今年の春季兵庫県大会が終了しました。結果は、センバツで準優勝を果たした報徳学園が激闘を制し、2年連続11回目の優勝を成し遂げました。おめでとうございます!

今大会はどのような大会だったのでしょうか。まずは前回投稿した途中経過以降の今大会の結果から振り返り、総括していきたいと思います。

トーナメント表については、兵庫県高校野球連盟のHPなどでご確認下さい。

明石球場写真

3回戦(4/29以降)

勝ちスコア負け
報徳学園6-0宝塚西
明石商9-2 (7C)神戸学院大付
市西宮4-1市尼崎
5-1東播磨

準々決勝

勝ちスコア負け
2-0市西宮
滝川第二2-1神戸弘陵
神戸国際大付4-0須磨翔風
報徳学園3-2明石商

準決勝

勝ちスコア負け
滝川第二2-1
報徳学園3x-2
(EX10TB)
神戸国際大付

三位決定戦・決勝

勝ちスコア負け
6-5神戸国際大付
三位決定戦
勝ちスコア負け
報徳学園2x-1滝川第二
決勝戦

総括

兵庫の春は今年も例年の通り激戦が続きました。特にベスト8以降はどこが勝っていてもおかしくない僅差の好ゲームが続き、ファンにとっても非常に見応えのある大会となりました。

そんな中でやはり勝負強さを見せたのは、報徳学園でした。センバツで準優勝し、大きく成長した報徳は勢いそのまま、兵庫の並居る難敵を次々と撃破し、昨秋に続いて二季連続で見事激戦の兵庫を制しました。ライバルの好投手たち相手になかなか打線が振るわず、苦戦を強いられましたが、今朝丸くん、間木くん、星山くん、豊田くんといった2年生の投手陣が力投を見せ、継投で相手打線を巧く封じていました。加えて、守備力も相変わらず高く、鉄壁の守りでピンチを何度も凌ぎました。準決勝の神戸国際戦では1点ビハインドで9回二死ランナーなしまで追い込まれましたが、ギリギリのところで同点に持ち込み、延長10回にタイブレークでサヨナラ勝ち。”逆転の報徳”ここにありという姿を見せると共に、センバツでもタイブレーク2試合を制したため、”タイブレークの報徳”という新たなワードすら誕生しつつあります。とにかく接戦に強い、兵庫の覇者にふさわしい戦いぶりでした。

春・夏・秋通じて5年ぶりに兵庫の決勝まで勝ち上がった滝川第二も、力を見せました。エースで4番のプロ注目選手、坂井くんが投打にわたる大活躍を見せ、大器の片鱗を見せつけましたが、金村くん、田上くんといった2番手以降の投手も好投し、投手層の厚さも感じました。夏の兵庫を制する可能性も十分にありそうです。

準決勝でタイブレークの末惜しくも報徳に敗れた神戸国際も、展望通り投打ともに力強さがあり、実力を見せつけました。報徳戦も、試合内容だけを見ると神戸国際の方が力で勝っていた印象で、特に注目投手の津嘉山くんは9回2死まで報徳打線を3安打に抑えており、強豪相手にも物怖じしないマウンド捌きが光っていました。

3位に輝いたも、エースの高橋くんをはじめ、福田くんや年綱くんといった投手陣の好投が光っていました。打線も、序盤は大人しいように見えて、3巡目・4巡目あたりから相手エースをきっちり捉えてくるところが流石でした。センバツに出場しただけあって、やはり実力十分といった印象です。

その他、明石商神戸弘陵須磨翔風といった実力校も上記4校とほぼ力の差はなく、質の高い試合を見せてくれました。特に明石商は守備がよく鍛えられており、本来の粘り強い野球で昨夏同様今大会も報徳を追い詰め、接戦を演じました。いい意味での”いやらしさ”や”不気味さ”を感じさせる試合巧者ぶりは、依然健在のようです。

今大会は、実力上位校と中堅校の差が以前よりやや開いた印象を受けましたが、逆に上位校の力がますます互角になっており、長く続く兵庫の団子状態がさらに詰まってきているように感じました。そのような中でもベスト4まで勝ち上がった4校は前評判通りの結果を出しており、今大会は波乱のない、極めて順当な大会であったと言うことができます。

早くも気になる夏の展望

少し気が早いですが、やはり気になるのが夏の大会です。今年の夏は一体どうなるでしょうか。今大会の結果をふまえた展望を少しだけ見ていきましょう。まずは、今大会で決定した第1・第2シードをおさらいしておきます。大会方式については、前回の記事をご参照ください。

第1シード社、東播磨、市西宮、市尼崎、神戸弘陵、
三田学園、滝川第二、三木、報徳学園、
宝塚西、神戸学院大付、明石商、小野、
須磨翔風、須磨学園、神戸国際大付
第2シード育英、西宮東、高砂、仁川学院、
明石清水、神戸第一、上郡、篠山鳳鳴、
飾磨工、八鹿、灘、姫路南、甲南、
東洋大姫路、篠山産業、西脇工

第1シードの実力は言わずもがなですが、第2シードの中では、育英、姫路南、東洋大姫路、西脇工あたりが注目ですね。ここらへんが入るブロックは、厳しい戦いが想定されます。さらに、今夏はノーシード爆弾として神港学園や市川もいますので、組み合わせ次第では”死のブロック”が誕生する恐れもあります。

有力校は、今大会で4強に入った報徳滝川二神戸国際でしょう。この4校は投手層が厚く実力的にも差がないため、勝敗は時の運となりそうです。この4校に、明石商神戸弘陵須磨翔風東洋大姫路などが喰らいついていく形となりそうです。加えて、東播磨神戸学院大付神港学園も上位校を脅かす力は十分に秘めており、面白い存在となりそうです。夏までまだ期間がありますので現時点ではあまり多くを語れませんが、各校共通して投手力はある程度完成しているため、攻撃力の成長が優勝へのカギを握りそうです。(まあ当たり前のことですが。)

早くも夏が待ち遠しいです!

覆せるか!?「春優勝校は夏負ける」ジンクス

ここで一つだけ触れておきたいデータ(というかジンクス)があります。それは、「春優勝校は夏負ける」という兵庫県の傾向です。直近10年のうち、春の兵庫を制して夏に甲子園出場を果たした高校は2018年の明石商のみです。さらに、この2018年の夏の選手権は記念大会であり、兵庫からは2校出場権があったため、明石商は西兵庫大会での優勝となっています。純粋に春と夏の兵庫を完全制覇したのは、2010年の報徳学園まで遡ります。それから13年が経つ今年、報徳はこのジンクスを打ち破ることができるのでしょうか。要注目です。

最後に

冒頭で述べた通り、今大会は報徳学園が2年連続11回目の春兵庫王者となりました。春の優勝回数11回は、東洋大姫路と並んで歴代最多回数となります。まさに名実ともに、兵庫県の高校野球を牽引する存在と言えますね。大会を制した報徳学園は、春季近畿大会への出場権を獲得しました。(今年は大阪で開催されます。) これは夏の大会前に全国レベルの高校と公式戦で戦える貴重な経験となり、必ずや成長の糧となりますので、こちらも要チェックですね。報徳学園の健闘をお祈りします!

筆者プロフィール
この記事を書いた人
しんのG

高校野球を年間60~90試合ほど現地観戦している関西在住の高校野球ファンです。近畿の高校野球の話題を中心に、ライト層からコア層のファンまで楽しめるような有益なブログを目指して投稿していきたいと思います。
また、音楽も好きなので、音楽関連の想いも綴っていきたいと思います。宜しくお願いします。

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