2023年センバツの出場校発表が迫ってきました。今年は1/27(金)に選考委員会が開かれます。
早速ですが発表を前に、僕のホームである近畿編と全国編に分けて出場校を予想していきたいと思います。まずは近畿編から。
近畿ブロック出場枠は6+1枠
近畿ブロックの一般枠は6枠です。昨秋、大阪桐蔭(大阪)が見事明治神宮大会で優勝を果たしたため、今大会は近畿ブロックに明治神宮枠として1枠追加されます。
秋季近畿大会ベスト4は当確
例年、秋季近畿大会でベスト4に進出した高校はほぼ無条件でセンバツ当確となっています。
今大会に当てはめると、優勝:大阪桐蔭(大阪1位)、準優勝:報徳学園(兵庫1)、ベスト4:龍谷大平安(京都3)、ベスト4:智辯和歌山(和歌山1)の4校は当確と言って間違いないでしょう。近畿大会を見ていてもこの4校は実力があり、ネームバリュー的にも高校野球ファンは興奮してしまう面々ですね。
毎年揉める5-6枠目 & 神宮枠
近畿ブロックでほぼ毎年と言っていいほど揉めるのが、ベスト8で敗退した4校からの2校選出です。僕も毎年この選考予想で悩み、外すことも多々あります。選出方法は近畿大会での試合内容で比較し、そこに地域性や府県大会での順位が加味されるのですが、過去においても不可解であったり物議を醸す選考があり、高校野球ファンの間ではもはや”冬の風物詩”とも言える議論が毎年白熱しています。中には、近畿大会初戦敗退校が選出された例もありました。これらの選考の問題についてはいずれ別で記事にしたいと思いますので、ここではとりあえず今大会はどうなるか考えたいと思います。
5・6枠目+神宮枠の候補は、秋季大会ベスト8敗退校の高田商(奈良2)、彦根総合(滋賀1)、履正社(大阪2)、社(兵庫3)の4校です。この中から3校が選出されます。例年の流れであればこの中から2校選出となり、様々な要素で議論が紛糾するところなのですが、今大会は神宮枠が来たことで5-6枠目で揉めることはなさそうです。
5・6枠目は彦根総合と履正社で当確と言っていいでしょう。彦根総合は秋季滋賀県大会で優勝しており、近畿準々決勝でも大阪桐蔭相手に序盤リードするなど、潜在能力の高さが窺えました。履正社も、大阪府大会こそ決勝で大阪桐蔭相手に完封負けを喫しましたが、近畿大会では打撃力の高さを発揮しました。高田商、社の試合内容と比較すると、この2校が有利であることは明確です。
問題は、残る神宮枠です。高田商は奈良2位ながら初戦で京都1位の乙訓に完封勝ちし、準々決勝で龍谷大平安に完封負けを喫しました。一方で、社も兵庫3位ながら初戦では奈良1位の天理との打撃戦を制し、準々決勝で智辯和歌山にコールド完封負けを喫しました。この2校は近畿高野連が大好きな公立校でもあり、比較がとても難しいです。
では、どちらが選ばれるか。僕は高田商と予想します。理由は、地域性です。兵庫は報徳が当確であるのに対し、奈良は天理が破れ、当確校0です。センバツ選考において実力が同等の場合は地域性が考慮されるため、ここは高田商が選ばれるのではないかと予想します。社はコールド負けを喫した点も、選考委員の印象を下げてしまう要素となるでしょう。
まとめと大穴選出予想
以上が、僕の2023年センバツの近畿ブロック出場校予想です。上記の通りであれば近畿各府県から1校は選出されるため、地域性で見てもバランスがとれていると思います。
これとは別に僕が甲子園で見たいと思うチームが、神戸国際大附です。神戸国際は兵庫県大会決勝で近畿大会準優勝の報徳に惜敗し、近畿大会初戦でも優勝した大阪桐蔭と善戦しました。怪物1年生・津嘉山投手を擁し投打のバランスに優れた好チームであり、近畿大会でも籤運次第では十分上位に食い込む実力のあるチームだと思いました。残念ながら選出の可能性は低いですが、僕的には大穴として大逆転選出されても文句はありません。
いずれにしても、我らが近畿代表のみなさん、甲子園でも頑張って下さい!
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