【トーナメント決定!】センバツ2024 組み合わせ&見どころ

入道雲と甲子園球場 高校野球

球春到来!

来たる3月18日、第96回選抜高校野球大会が開幕します!

開幕に先立ち、3月8日に組み合わせ抽選が行われました。今回はトーナメント表を確認するとともに、今大会における注目すべきトピックスを紹介したいと思います。どうぞ宜しくお付き合いください。

2023センバツ開会式

出場校おさらい

まずは今大会の出場校を一覧でおさらいしておきます。

戦力分析と展望、注目選手についてはnoteの方に投稿していますので、よければコチラをご覧ください。(僭越ながら有料記事とさせていただいてます)

高校名都道府県出場回数備考
北海北海道 3年ぶり⑭秋季北海道王者
青森山田青森8年ぶり③秋季東北王者
八戸学院光星 青森5年ぶり⑪昨夏全国ベスト8
学法石川福島33年ぶり④ 
作新学院栃木2年連続⑫秋季関東王者
神宮大会準優勝
山梨学院山梨3年連続⑦前大会王者
健大高崎群馬2年連続⑦
常総学院茨城3年ぶり⑪
中央学院千葉6年ぶり②
関東第一東京8年ぶり⑦秋季東京王者
豊川愛知10年ぶり②秋季東海王者
宇治山田商三重16年ぶり②
愛工大名電愛知12年ぶり⑩
星稜石川2年ぶり⑯秋季北信越王者
神宮大会王者
敦賀気比福井4年連続⑪
航空石川石川4年ぶり③神宮枠
大阪桐蔭大阪5年連続⑮秋季近畿王者
京都外大西京都18年ぶり⑦
京都国際京都3年ぶり②
耐久和歌山初出場
報徳学園兵庫2年連続㉓前大会準優勝
近江滋賀2年ぶり⑦
広陵広島3年連続㉗秋季中国王者
創志学園岡山7年ぶり④
高知高知3年連続㉑秋季四国王者
阿南光徳島32年ぶり②
熊本国府熊本初出場秋季九州王者
明豊大分3年ぶり⑥
神村学園鹿児島9年ぶり⑥昨夏全国ベスト4
東海大福岡福岡7年ぶり③
別海北海道初出場21世紀枠
田辺和歌山76年ぶり③21世紀枠
第96回センバツ出場校一覧

今大会は初出場校が3校、30年以上のブランクがある高校が3校出場し、最多出場は広陵の27回目となりました。公立校が5校、私立校が27校という顔ぶれになっています。

トーナメント表

注目のトーナメント表は、このようになりました!

2024センバツトーナメント表
第96回センバツ トーナメント表

なんと言っても注目は、強豪ひしめくブロックDです。昨夏選手権ベスト4の神村学園と関東王者・作新学院が初戦で相まみえ、近畿王者・大阪桐蔭や、”春の”愛工大名電、前大会準優勝の報徳学園も同居する、”死の組”となりました。かなり厳しいブロックであり、見応え十分の熾烈な争いが期待できます。

その他、1回戦では開幕試合の八戸学院光星vs関東第一や、敦賀気比vs明豊、山梨学院vs京都外大西、広陵vs高知、京都国際vs青森山田あたりが好ゲームが期待でき、非常に楽しみです。

見どころ

今大会の展望や注目選手についてはnoteの記事で語っていますので、ここでは今大会僕が気になっているジンクス(のようなもの)について記しておきたいと思います。

歴史の長い高校野球界には、様々な記録とともに生まれては消え、また生まれる数々の法則やジンクス(のようなもの)が存在します。今大会においても気になる法則・ジンクスがありますので、3つ紹介します。

①神宮大会優勝校の厳しさ

これは高校野球ファンの間ではかなり有名な話ですが、センバツが開催されるその前年秋の明治神宮大会で優勝したチームは、センバツでは優勝しにくいと言われています。事実、球史を紐解いていくと、2001年以降神宮大会で優勝したチームのうち翌春のセンバツも制した例は、2001-2002年の報徳学園と2021-2022年の大阪桐蔭の2例しかありません。なぜ神宮優勝校がセンバツで苦戦するのかについては、神宮大会が持つ特性が絡む2つの理由があると僕は考えています。

一つ目は、チームや選手個々の特徴が全国にいち早く知れ渡る、という点です。神宮大会は新チーム発足後最初の全国大会であり、翌年の高校野球の趨勢を占う大会でもありますので、全国の高校野球関係者が注目します。さらに、昨今ではインターネット中継が行われ、YouTube動画等も多数上げられるため、スカウトや偵察部隊のみならず、全国の球児たちが出場チームの試合を目にすることが可能です。神宮優勝校は当然ながらセンバツの優勝候補として名乗りを上げることになり、多くのチームからマークされ、徹底的に弱点を研究されてしまうため、センバツで苦戦してしまうのです。

二つ目は、全国の強豪校の神宮大会に対するモチベーションに差があり、真の実力が計り知れない、という点です。これは特に強豪校にあることですが、秋季地区大会で上位に勝ち進みセンバツ出場をほぼ当確させたチームの中には、その後主力選手に無理をさせず控え選手を試したり、緊張感がなくなり戦い方が変わってしまう、といったチームがしばしば見られます。また、神宮大会が行われる11月はかなり気温が低く、選手の怪我のリスクが上がる上、優勝チームにこれといった大きなメリットもないため、モチベーションの維持が難しそうです。もちろん、負けるつもりで試合をしている選手などいないと思いますが、僕のような外野の人間からすると、神宮大会に出場すること、神宮大会で優勝することに対するモチベーションにはチームごとに温度差があるように感じます。神宮大会とセンバツでは大会の規模も歴史の重みも注目度もまったく違っており、選手の大会に懸ける想いもけた違いでしょう。本気度に差がある神宮大会とセンバツでは、優勝するチームが異なることが多くなるのもある意味頷けます。

とは言え、各地区の王者が集う神宮大会で優勝することは非常に名誉のある凄いことで、優勝校が素晴らしいチームであることは言わずもがなです。

②広陵に勝ったチームが優勝する説

こちらは高校野球ファンなら気付いている方も多いのではないでしょうか。現在進行形のホットな説です。

言わずと知れた広島の強豪・広陵は昨年(2023年)、春夏連続で甲子園に出場したのですが、春は準決勝で山梨学院に敗れ、夏は3回戦で慶応に敗れました。注目すべきは、この時広陵に勝った山梨学院と慶応がいずれも優勝している点です。それだけではありません。広陵はその後新チームとなった秋季大会で中国王者となり明治神宮大会に出場したのですが、初戦で星稜に敗れ、その星稜が神宮王者となったのです。

大会回戦勝利校スコアその後
95回センバツ準決勝山梨学院6-1広陵●優勝
105回選手権3回戦慶応6-3広陵●優勝
54回神宮1回戦星稜7-6広陵●優勝
2023年全国大会での対広陵勝利校と成績

2023年はこのように、なんと3つの主要な全国大会においていずれも広陵に勝ったチームが優勝するという結果になりました。偶然とはいえ、二度ならず三度も同じ結果になるなんて非常に珍しいですね。

そこでさらに僕は興味を持ち過去を遡って調べてみたところ、驚くべきデータが発覚しました。これはセンバツに限った話なのですが、広陵に勝ったチームが優勝する事例がわんさか出てきたのです。広陵は昨年まで95回のセンバツの歴史の中で26度出場し、3度の優勝、3度の準優勝を誇り、通算42勝23敗1分と驚愕の戦績を残しているのですが、この歴代の広陵を破った23チームのうち、なんと9チームが優勝、4チームが準優勝しているという事実が発覚しました。他のチームを調べたことがないので比較できないのですが、これは驚異的な数字だと思います。その歴史を、下表に示します。

年(大会)回戦勝利校スコアその後
1925(第2回)1回戦松山商4-3広陵中●優勝
1927(第4回)決勝和歌山中8-3広陵中●優勝
1929(第6回)決勝第一神港商3-1広陵中●優勝
1932(第9回)1回戦明石中3-0広陵中●準優勝
1935(第12回)決勝岐阜商5-4広陵中●優勝
1958(第30回)1回戦中京商3-1広陵●準優勝
1970(第42回)準決勝箕島3-0広陵●優勝
1980(第52回)準決勝高知商5-1広陵●優勝
2002(第74回)2回戦報徳学園5-3広陵●優勝
2010(第82回)準決勝日大三14-9広陵●準優勝
2013(第85回)2回戦済美4-3広陵●準優勝
2019(第91回)2回戦東邦12-2広陵●優勝
2023(第95回)準決勝山梨学院6-1広陵●優勝
センバツ大会で対広陵戦に勝利し、優勝・準優勝したチーム

いかがでしょうか。大正時代から令和の現代に至るまで、いかに広陵が強豪であり続け、広陵を倒すことが優勝への一種のバロメーターになっているということがよくわかるデータだと言えるのではないでしょうか。今大会も広陵が出場しますので、もし広陵に勝つチームが現れるとしたら、その後どうなるか非常に注目ですね。逆に広陵健児たちは昨年、さぞ悔しい思いをしたと思いますので、今年は俄然優勝目指して士気を高めていることでしょう。

③甲子園で大阪桐蔭に勝ったチーム、優勝できない説

こちらは昨年の大会総括でも書いたのですが、今大会も大阪桐蔭が出場しますので再度触れておきたいと思います。

全国の超一級選手が集う大阪の最強軍団、大阪桐蔭。その大阪桐蔭に甲子園で勝つことは至難の業と言えます。最後に大阪桐蔭に勝って優勝したのは、2015年(87回大会)春の敦賀気比でした。この大会では、準決勝で敦賀気比打線が爆発し、11-0で大阪桐蔭に圧勝しています。この大会以降、大阪桐蔭は前大会まで春夏合わせて10回甲子園に出場し、そのうち4回優勝しています。つまり、6回負けていることになるのですが、この2015年の敦賀気比以降、甲子園で大阪桐蔭を倒した6校は全てその後敗退しており、優勝できていません。その記録を以下に示します。

年(大会)回戦勝利校スコアその後
2016(88回春)2回戦木更津総合4-1大阪桐蔭●準々決勝敗退
2017(99回夏)3回戦仙台育英2-1大阪桐蔭●準々決勝敗退
2021(93回春)1回戦智弁学園8-6大阪桐蔭●準々決勝敗退
2021(103回夏)2回戦近江6-4大阪桐蔭●準決勝敗退
2022(104回夏)準々決勝下関国際5-4大阪桐蔭●準優勝
2023(95回春)準決勝報徳学園7-5大阪桐蔭●準優勝
甲子園、対大阪桐蔭勝利校と成績(2016~)

このような結果となっています。やはり、大阪桐蔭を倒すというのは肉体的にも精神的にもかなり消耗するのでしょうか、近年、勝てたチームはその後惜しくも優勝を逃しています。ちなみに、敦賀気比よりも以前の例を挙げると、2007年春に優勝した常葉菊川(準々決勝で大阪桐蔭に勝利)まで遡ります。こう見ると、甲子園で優勝するためには大阪桐蔭と当たらないことが必要条件と考えても良さそうですね。これは、今大会においても要注目の傾向です。

ジンクスから紐解く優勝候補

ここからは完全に余興になりますが、上記①~③の傾向が今大会にも当てはまると仮定すると、優勝の行方はどうなるでしょうか。

まず、①の傾向通り神宮覇者が敗退するとなると、星稜は残念ながら優勝できず、まず脱落してしまいます。次に、ブロックCのチームは広陵でもそれ以外でも優勝のチャンスがあり、②の傾向により広陵以外のチームにとっては広陵を倒すことができれば決勝進出の可能性が高まるのですが、ブロックDで大阪桐蔭が勝ち進んできた場合、③の法則により準決勝で大阪桐蔭を倒しても優勝できなくなります。ですので、ブロックCのチームはブロックDで大阪桐蔭が敗れることを祈るしかないでしょう。逆にブロックDのチームは大阪桐蔭と同居した時点で、大阪桐蔭との直接対決によりたとえ倒したとしても③の法則により優勝の道が険しくなります。ですが、もしブロックCで広陵が勝ち進み、準決勝でその広陵を倒すことができれば、②と③の法則が相殺され、優勝のチャンスが再点灯することになります。また、大阪桐蔭が早々に敗退し、直接対決を避けることができた場合も、優勝の可能性があります。

仮に準決勝で広陵と大阪桐蔭が相まみえた場合は、大阪桐蔭が勝てば優勝の可能性大、広陵が勝てば決勝で敗れ準優勝、という事態が考えられます。

このようにジンクスが入り混じったカオスな状況と各チームの戦力から考察すると、優勝校はブロックA、Bのうちの星稜以外のどこかor大阪桐蔭になるのでは、と僕は考えます。そしてブロックA、Bの星稜以外で戦力的に優勢と考えられるチームは、関東第一と健大高崎だと思います。

ということで今大会の僕の優勝校予想は、関東第一or健大高崎or大阪桐蔭、ということにしておきます。繰り返しますが、これはあくまで①~③のジンクスがすべて当てはまれば、という仮定のもとでの予想です。そしてこれらのジンクスをもし破る高校が現れるとするなら、それは”緑のストッパー報徳学園になると勝手に思っています。

おわりに

以上、今大会の見どころを紹介しました。あくまでセンバツをより楽しむための小ネタですので、参考程度にお楽しみいただければと思います。

それでは、今大会も素晴らしい大会になることを祈念しつつ、現地・甲子園でお会いしましょう!

選手の皆さん、頑張ってください!

筆者プロフィール
この記事を書いた人
しんのG

高校野球を年間60~90試合ほど現地観戦している関西在住の高校野球ファンです。近畿の高校野球の話題を中心に、ライト層からコア層のファンまで楽しめるような有益なブログを目指して投稿していきたいと思います。
また、音楽も好きなので、音楽関連の想いも綴っていきたいと思います。宜しくお願いします。

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