こんにちは!
10月も半ばを過ぎ、近畿各府県の秋季大会が終了しました。いよいよ近畿大会が開幕します。今年は一体どのようなチームが出場し、来春のセンバツへの切符を手にすることができるのでしょうか。
今回は各府県の大会結果を振り返りながら、出場校とトーナメントを確認しておきたいと思います。
どうぞ宜しくお付き合いください。
大会方式おさらい
秋季近畿大会は、近畿2府4県それぞれの府県大会で上位に進出したチームが集い、計16校が参加します。参加枠は、高校数の多い大阪、兵庫からは毎年3位までに与えられており、それ以外の4府県は隔年で2枠または3枠が与えられます。今年は滋賀・奈良が3枠、京都・和歌山が2枠となります。
会場は年ごとに6府県の持ち回りとなっており、今年は大阪の舞洲に位置する大阪シティ信用金庫スタジアムで行われます。
春のセンバツ大会はこの秋季大会の結果をもとに選考が行われており、近畿地区の一般枠は6枠となっています。ベスト4以上に入ればまずセンバツ当確となり、残る2枠はベスト8敗退校の4校を比較して選出されます。ですので、センバツに出場するためには原則として最低でも1勝してベスト8に進出することが求められます。近畿地区のセンバツ選考については以前詳しく紹介したことがありますので、こちらの記事(センバツ高校野球 近畿地区選考の謎)をご参照ください。
それでは、ここから各府県大会のベスト8以降の勝ち上がり表を紹介しながら、出場校を見ていきます。
大阪(3枠)
1位 | 大阪桐蔭 |
2位 | 履正社 |
3位 | 興国 |
大阪大会の決勝は、”いつもの”2強である大阪桐蔭vs履正社の対戦となり、大阪桐蔭が勝利し、優勝しました。今夏の決勝では履正社に敗れましたが、見事リベンジを果たしました。
注目は、3位に入り1978年以来45年ぶりの近畿大会出場となる興国です。興国は旧興国商時代を含め春夏通算7度の甲子園出場を誇り、1968年夏の第50回大会では全国制覇も果たしている古豪です。1975年を最後に甲子園からは遠ざかっており長らく低迷していましたが、近年は大阪府内でベスト8-16あたりのポジションをキープしており、古豪復活への道を着々と歩んでいます。近畿大会を勝ち上がり、甲子園出場を待ち望んでいるオールドファンも多いのではないでしょうか。
兵庫(3枠)
こちらの記事(2023 秋季兵庫県大会 結果まとめ&総括)に詳細を記載していますので、ご参照ください。
京都(2枠)
1位 | 京都外大西 |
2位 | 京都国際 |
戦国・京都の秋は京都外大西が制しました。意外にも秋は初優勝で、近畿大会出場も13年ぶりとなります。準優勝は、近年すっかり近畿大会常連校となった京都国際でした。
滋賀(3枠)
1位 | 近江 |
2位 | 滋賀学園 |
3位 | 彦根総合 |
滋賀大会は、実力校が順当に勝ち上がった印象です。三位決定戦は壮絶な打撃戦の末、彦根総合が逆転サヨナラ勝ちで見事近畿大会への切符をもぎ取りました。昨秋も出場し、今春のセンバツ出場を果たした彦根総合は今後の可能性を感じさせる新興校ですので、今大会も注目したいです。
奈良(3枠)
1位 | 智弁学園 |
2位 | 奈良大付 |
3位 | 高田商 |
奈良代表校も近畿大会でよく見る面々が揃いましたが、昨秋の覇者・天理は準々決勝で奈良大付に敗れました。
和歌山(2枠)
1位 | 耐久 |
2位 | 田辺 |
和歌山は波乱の大会だったと言えるでしょう。近畿大会常連校である市和歌山、智弁和歌山が相次いで田辺に敗れ、さらに決勝ではその田辺を甲子園未出場校の耐久が下し、初優勝を飾るという結果になりました。
耐久は1852年(嘉永5年!)創立という、日本有数の歴史を持つ高校だそうです。凄いですね。高校野球ファンにとってはあまり耳馴染みのない高校だと思いますので、その分注目度は高まりそうです。
ちなみに、市和歌山と智弁和歌山の両校とも不在の近畿大会なんていつぶりやねん、と思って調べてみましたが、2014年以来9年ぶりでした。案外最近あったんですね(笑)
気になる近畿大会の組み合わせは・・・
注目のトーナメントは、下図の通りとなりました。
どこが勝ち上がるか読みにくい、面白そうな組み合わせとなりました。今年はフレッシュな顔ぶれが多く、新鮮味のある大会となりそうですね。
おわりに
以上、近畿大会出場校と組み合わせを簡単に見てきました。僕は兵庫県大会しか観ておらず他府県のチームの戦力は知らないも同然なので、勝ち上がり予想などはできないですが、なんとなく今年は驚くようなことが起きそうな予感があります。どのような結果になるか、目が離せません。
我らが兵庫代表の3校も、いずれも決して楽な相手ではありませんが、全力を尽くしてセンバツ目指して頑張ってほしいです。
次回は、近畿大会を含め全国の秋季大会の結果をまとめ、記事にしたいと思います。
では!
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