【全国】2024 春季大会 結果まとめ 

入道雲と甲子園球場 高校野球

こんにちは!

今年も夏の行方を占う春季大会が全国各地で開催され、全ての日程を終えました。ここで、各地区の最終結果をチェックしていきたいと思います。

明石球場写真

春季大会の方式おさらい

春季大会の方式は基本的には秋季大会と同様で、まずは都道府県ごとの大会が行われ、上位校がその後全国9つに分かれている地区大会に出場します。地区大会の開催地は毎年、順番に各都府県で持ち回りとなっています。春季大会は甲子園に直接結び付く大会ではなく、規模は秋季大会より縮小されている場合が多いです。ただし、関東大会は秋季と異なり、東京代表も参加するため春季の方が参加校が多くなっています。また、九州大会はセンバツ出場校が推薦校として出場するという独自の枠を設けています。

春季大会は夏の地方大会のシード権獲得と、選手の公式戦経験の上積み、1年生の新戦力を加えたチームの底上げ、腕試しといった位置づけとなっており、夏へ向けての収穫と課題を確認する貴重な経験となります。

北海道

決勝戦は甲子園常連校の北海と、近年常連校になりつつあるクラーク国際の対戦となりました。優勝は北海、準優勝はクラーク国際という結果となりました。

(トーナメント表はコチラ

東北

東北大会は宮城県で開催され、宮城と山形から3校、その他の県から2校ずつ、計14校が出場しました。

都県チーム(カッコ内は県大会順位)
青森聖愛(1)、青森山田(2)
岩手花巻東(1)、盛岡大附(2)
秋田明桜(1)、秋田商(2) 
山形鶴岡東(1)、山形城北(2)、日大山形(3)
宮城仙台育英(1)、仙台城南(2)、聖和学園(3)
福島聖光学院(1)、光南(2)
東北大会出場校

昨秋の東北王者であり今春センバツベスト8の青森山田を県大会決勝で破った聖愛が、仙台育英や盛岡大附といった強豪も倒して快進撃を見せましたが、決勝では花巻東に延長戦の末惜しくも敗れました。しかし、長らく青森野球界を引っ張ってきた八戸学院光星と青森山田に対抗する新勢力として、十分に存在感を見せつけました。夏も楽しみですね。

(トーナメント表はコチラ

関東

関東大会は各都県2位までが出場し、今年の開催県の群馬のみ3校出場しました。

都県チーム(カッコ内は都県大会順位)
茨城常総学院(1)、鹿島学園(2)
栃木白鴎大足利(1)、宇都宮商(2)
群馬健大高崎(1)、前橋商(2)、樹徳(3)
山梨甲府工(1)、山梨学院(2)
埼玉花咲徳栄(1)、昌平(2)
千葉専大松戸(1)、中央学院(2)
東京帝京(1)、東海大菅生(2)
神奈川武相(1)、東海大相模(2)
関東大会出場校

(トーナメント表はコチラを参照ください)

優勝は白鴎大足利、準優勝は常総学院という結果となりました。

今年のセンバツを制した健大高崎は、準々決勝で接戦の末常総学院に敗れました。

今大会は激戦の神奈川を42年ぶりに制した武相に注目が集まりました。また、東京都大会を制した帝京も力強さを見せつけ、久しぶりの甲子園出場に弾みをつけました。

北信越

北信越大会は各県1位が出場し、今年の開催県の富山のみ4校が出場しました。

都県チーム(カッコ内は県大会順位)
長野都市大塩尻(1)
新潟帝京長岡(1)
富山富山商(1)、高岡商(2)
氷見(3)、高朋(3)
※3位決定戦なし
石川星稜(1)、
福井工大福井(1)
北信越大会出場校

トーナメント表はコチラを参照ください。

優勝は帝京長岡、準優勝は都市大塩尻という結果になりました。

センバツベスト4の星稜は、準決勝で壮絶な延長タイブレーク戦の結果、都市大塩尻に敗れました。

東海

東海大会の今年の開催県は岐阜で、各県2位までが出場しました。

都県チーム(カッコ内は県大会順位)
静岡加藤学園(1)、静岡(2)
愛知享栄(1)、中京大中京(2)
岐阜県岐阜商(1)、市岐阜商(2)
三重津田学園(1)、菰野(2)
東海大会出場校

優勝は中京大中京、準優勝は菰野という結果となりました。(トーナメント表はコチラを参照ください)

近畿

近畿大会は各県1位が出場し、今年の開催地兵庫のみ3校出場しました。

都県チーム(カッコ内は府県大会順位)
滋賀滋賀学園(1)
京都京都国際(1)
奈良天理(1)
和歌山智弁和歌山(1)
大阪大阪学院大高(1)、
兵庫社(1)、須磨翔風(2)
明石商(3)
近畿大会出場校

優勝は京都国際、準優勝は智弁和歌山という結果になりました。

大阪府大会で履正社、大阪桐蔭の大阪2強を相次いで撃破し注目を集めた大阪学院大高ですが、近畿大会では須磨翔風の好投手・槙野くんを攻略できず初戦で敗退しました。

トーナメント表はコチラを参照ください。

中国

中国大会は各県1位が出場し、今年の開催県の広島のみ4校が出場しました。

都県チーム(カッコ内は県大会順位)
岡山倉敷商(1)
広島広陵(1)、海田(2)
尾道(3)、崇徳(4)
鳥取鳥取城北(1)
島根益田東(1)
山口宇部鴻城(1)
中国大会出場校

優勝は尾道、準優勝は倉敷商という結果となりました。倉敷商は決勝戦で後半に5点差を追いつく粘りを見せましたが、延長戦の末惜しくも敗れました。

トーナメント表はコチラを参照ください。

四国

四国大会は徳島で開催され、各県2位までが出場しました。

都県チーム(カッコ内は県大会順位)
香川高松商(1)、尽誠学園(2)
徳島阿南光(1)、徳島商(2)
愛媛松山商(1)、済美(2)
高知明徳義塾(1)、高知(2)
四国大会出場校

トーナメント表はコチラ

決勝は香川県大会決勝の再戦となり、高松商が優勝、尽誠学園が準優勝という結果になりました。

プロ注目投手としてセンバツでも活躍した阿南光の吉岡くんは、今大会でも登板し、1勝を挙げています。愛媛の古豪・松山商は3年連続で県大会決勝まで勝ち進み、今年は見事優勝を果たしました。”夏将軍”復活を望むオールドファンはきっと多いはずですので、夏の活躍にも期待したいですね。

九州

九州大会は佐賀県で開催されました。出場枠は、福岡2校、今年の開催県・佐賀が4校、それ以外の県が1校ずつ、さらにセンバツ出場校の4校という内訳となりました。

都県チーム(カッコ内は県大会順位)
選抜出場校東海大福岡(福岡)、熊本国府(熊本)、
明豊(大分)、神村学園(鹿児島)
福岡春日(1)、大牟田(2)
佐賀佐賀北(1)、唐津商(2)
北陵(3)、東名館(4)
長崎長崎日大(1)
熊本文徳(1)
大分大分(1)
宮崎宮崎商(1)
鹿児島鹿児島実(1)
沖縄エナジック(1)
九州大会出場校

トーナメント表はコチラ

決勝は今春のセンバツ出場校同士の顔合わせとなり、優勝は明豊、準優勝は神村学園という結果になりました。唐津商、鹿児島実の健闘も光りました。

いよいよ夏開幕!

以上で、各地の春季大会結果まとめを終わります。これからがいよいよ本番です!春季大会で得た経験や失敗を、各チームが夏にどのように活かすのか、注目ですね。一年で一番ワクワクするこの季節、今年も思いきり楽しみましょう!

筆者プロフィール
この記事を書いた人
しんのG

高校野球を年間60~90試合ほど現地観戦している関西在住の高校野球ファンです。近畿の高校野球の話題を中心に、ライト層からコア層のファンまで楽しめるような有益なブログを目指して投稿していきたいと思います。
また、音楽も好きなので、音楽関連の想いも綴っていきたいと思います。宜しくお願いします。

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