2023 夏の選手権兵庫県大会 / ベスト16決定!振り返り&反省会

入道雲と甲子園球場 高校野球

こんにちは!
連日熱戦が続く兵庫県大会は、早くも今日(7/19)、4回戦までの日程を消化し、ベスト16が決定しました!大会前、僕はベスト16予想をしていたのですが、結果から言うと今年は16校中12校的中できました。ここで、これまでの各ブロックの結果を振り返り、今後の展望を見ていきたいと思います。どうぞ宜しくお付き合いください!

早速ですが、ブロック①から順に振り返っていきましょう。

①科学技術(外れ)②市西宮(的中)

予想が困難を極めたブロック①は、不気味な存在として挙げていた科学技術が勝ち上がりました。
僕は3回戦の試合を観ましたが、科学技術の畳み掛ける打線の集中力は見事でした。昨年も16強に進出しているチームであり、潜在能力は高そうだったのでもっと評価しておくべきだったようです。
予想していた飾磨工が惜しくも初戦で敗れ、長田も初戦で敗れたように、やはりこのブロックを読むのは難しかったです。

ブロック②は、予想通り市西宮が勝ち上がりました。初戦となった洲本戦では、2点ビハインドの土壇場9回で同点に追いつき、延長12回の死闘の末勝利しました。

③滝川第二(的中)④須磨翔風(的中)

ブロック③は、予想通り滝川第二が勝ち上がりました。3回戦の明石南戦では、終盤までリードを許し延長戦までもつれ込むという大苦戦を強いられましたが、なんとか勝利を収めました。劣勢の中で、坂井くんがマウンドに上がってから流れが変わったような感じでしたね。やはりこのチームは坂井くんが勝敗のカギを握っていると、改めて感じました。
敗れた明石南は惜しくも金星を逃しましたが、良いチームでした。健闘を称えたいです。

ブロック④も、予想通り須磨翔風が勝ち上がりました。ここは須磨翔風と姫路南の激突になりそうだと思っていましたが、存在が気になっていた姫路工が姫路南を下し、4回戦まで進みました。個人的に、近年の姫路工はいつも戦力評価が難しく、勝敗予想を悩ませる存在です(笑)

⑤東播磨(的中)⑥神戸弘陵(的中)

ブロック⑤は、予想通り東播磨が勝ち上がりました。決して強力打線というわけではありませんが、点を取れる時にきっちり取ることができる攻撃力があります。また、大型エースの原田くんには今後も注目したいです。
このブロックは、西播が誇る難関進学校・姫路西の健闘も光りましたね。

ブロック⑥も、予想通り神戸弘陵が勝ち上がりました。危なげない戦いぶりだったようです。ここは対抗馬である注目の第2シード・育英との決戦になると予想していましたが、なんと初戦で龍野北に敗れるという波乱が起きましたね。(「波乱でもなんでもない」という声もありますが、やはり僕以上の世代にとっては育英が初戦で敗れるというのは波乱に感じます) 育英を倒した龍野北はその後も接戦を制し、4回戦まで駒を進め健闘しました。

⑦明石商(的中)⑧市川(外れ)

ブロック⑦は、予想通り明石商が勝ち上がりました。3回戦を観戦しましたが、やはりこのブロックでは頭一つ抜けている印象でした。一年時から期待されていた現在のエース・横山くんが随分と成長した感じがしました。また、春季大会でサードを守り、好プレーを連発していた森くんが捕手になっていたことには驚きを隠せませんでした。隠しましたけど。

予想が難しかったブロック⑧を制したのは、”ノーシード爆弾”の市川でした。市川は県内で長年に渡って毎年のように上位に進出しており、非常に安定感のあるチームですので、夏の市川の手強さをもっと評価するべきだったようですね。僕が予想した武庫荘総合は、2回戦で市尼崎に延長戦の末惜しくも敗れましたが、シード校並の戦力を有していたことには間違いありませんでした。

⑨社(的中)⑩三田学園(的中)

ブロック⑨は、予想通りが勝ち上がりました。”ノーシード爆弾”の神港学園は、苦しみながらも地力を見せ、やはり4回戦まで進出しました。最後まで意地を見せましたが、社には及びませんでした。

混戦が予想されたブロック⑩でしたが、最後は予想通り三田学園が制しました。ここは潜在能力が高いと思っていた豊岡総合の健闘が光りましたね。2回戦の明石清水戦では、1点ビハインドの9回裏無死二三塁というサヨナラのチャンスの場面で、雷雨により継続試合となる珍事が起きましたが、翌日に見事に逆転サヨナラで勝利を収めました。

⑪姫路飾西(外れ)⑫津名(的中)

ブロック⑪は予想を大きく外し、姫路飾西が勝ち上がりました。正直に言うと、このブロックについては情報をあまり持ち合わせておらず、全く自信がありませんでした(笑) 須磨学園が初戦で敗退した時点では、川西緑台と高砂の決戦になるかなと思いましたが、それすらも見事に外れました。完全に勉強不足だったことを認めます。

ブロック①と同様に予想が困難を極めたブロック⑫ですが、ここは見事に予想が当たり、津名が勝ち上がりました。「津名と山崎がやや強い」と見ていた通り、4回戦はこの2校の戦いとなりましたね。第2シードとして注目された超進学校・灘は、初戦でタイブレークの末惜しくも敗れました。

⑬東洋大姫路(的中)⑭報徳学園(的中)

ブロック⑬は、予想通り東洋大姫路が勝ち上がりました。ここは展望していた通り、神戸学院大付と東洋大姫路の激突となりました。試合はタイブレークで点を取り合う壮絶な展開となりましたが、最後は東洋大姫路が逆転サヨナラ勝ちを収めました。個人的に、東洋大姫路の1年生投手・阪下くんの好投が非常に印象に残っています。今後も注目したい投手です。

ブロック⑭も、予想通り報徳学園が勝ち上がりました。優勝候補筆頭の名にふさわしい、余裕のある戦いぶりでしたね。投手陣を数多く起用し、継投しながらの勝ち上がりでした。落とし穴になるかもと懸念された初戦の加古川西戦も難なく勝利し、勢いに乗りました。

⑮神戸第一(外れ)⑯神戸国際大付(的中)

予想が難しかったブロック⑮は、神戸第一が勝ち上がりました。予想していた関西学院は4回戦まで進出しましたが、神戸第一のエース・日浦くんを打ち崩せなかったようです。ここまでまだ神戸第一の試合は観戦できていませんが、失点が少なく、投手力は高そうですね。神戸第一は強豪とまでは言えませんが、時々このようにノーマークの好投手が現れる面白いチームという印象があります。

ブロック⑯は、優勝候補の神戸国際が予想通り勝ち上がりました。こちらも報徳同様、投手陣をうまくローテーションし、余裕を持っての5回戦進出となりました。ここからさらにチーム全体でギアを上げてくることでしょう。

気になる今後の展望は?

ベスト16の時点では、以前優勝候補に挙げた報徳学園、神戸国際大付、社、滝川第二の4校は勝ち残っています。また、第1シードで勝ち残ったチームは16校中10校であり、これはまずまず順当な結果と言えます。

ベスト8をかけた気になる5回戦の組み合わせですが、以下の通りとなりました。

注目は何と言っても、優勝候補の報徳学園vs神戸国際大付の試合でしょう。5回戦で早くもこの両雄が激突することとなりました。ファンにとっては少し勿体ないと思うぐらいの巡りあわせです。この試合は両チームにとってはもちろん、今大会においても大きな山場となります。
神戸国際は、注目投手の津嘉山くんを初戦以降温存していますので、ほぼ間違いなくこの大一番に登板させてくるでしょう。津嘉山くんは春季大会で報徳打線を見事に封じ込めていましたので、この試合でも同様の好投ができるかが見ものです。一方、報徳もここまで多くの投手陣をローテーションで起用しており、疲労はほぼないと思います。互いに投手陣は盤石であり、ロースコアの投手戦が予想されますので、攻撃陣の粘り強さが勝敗のカギとなるでしょう。一つのミスが命取りとなるような、緊迫した試合になると考えられます。
その他の試合も見逃せません。明石商vs東播磨や滝川第二vs神戸弘陵なども好ゲームが期待されますし、ここまで来るともうどのチームが勝ってもおかしくありません。また、強豪同士が早々にぶつかる大会は、ダークホースが優勝をかっさらうというパターンも往々にしてありますので、どのチームにも優勝のチャンスはあります。あと一週間後には優勝校が決まっているわけですが、ここからは本当にどの試合も目が離せませんね。

果たして、1週間後に歓喜の渦に包まれるチームはどこになるのでしょうか。僕の優勝予想・神戸国際は一体どうなっているでしょうか。非常に楽しみです!

大会が終われば、また総括の記事を投稿したいと思います。ここまで長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!

筆者プロフィール
この記事を書いた人
しんのG

高校野球を年間60~90試合ほど現地観戦している関西在住の高校野球ファンです。近畿の高校野球の話題を中心に、ライト層からコア層のファンまで楽しめるような有益なブログを目指して投稿していきたいと思います。
また、音楽も好きなので、音楽関連の想いも綴っていきたいと思います。宜しくお願いします。

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