こんにちは!
ついこの間閉幕したセンバツ大会で報徳学園が熱戦を繰り広げていたその裏で、今年も春季地区大会が開幕していました。そして地区大会はつい先日終了し、4/13(土)から開幕する県大会の組み合わせが決定しました。夏のシード権をかけて争われる春季大会について、今日は組み合わせを見ながら簡単に見どころを探っていきたいと思います。どうぞ宜しくお付き合いください。
大会方式
春季兵庫県大会は、秋季大会同様、まず県下を五つの地区に割り、さらにそれぞれ4~5チームから成る複数のブロックに分けた地区大会(予選)を行い、各地区ごとに県大会の出場校を決めます。また、前年秋の近畿大会に出場した3校は推薦校として地区大会が免除され、本大会からの出場となります。
こうして各ブロックを勝ち上がった高校(34校)に報徳学園、須磨翔風、社を加えた計37校が今年の本大会への出場を決めました。
例年、夏のシード校はこの春季大会の成績で決められており、ベスト16に残ったチームは第一シード、ベスト32で敗れたチームは第二シード校となります。また、優勝校と準優勝校は夏の大会で決勝戦まで当たらないよう組み合わせで別の山に分けられます。
なお、毎年近畿6府県で持ち回りで開催される近畿大会ですが、今年は兵庫県の開催年ですので、県大会で3位までに入ったチームには近畿大会への出場権が与えられます。
組み合わせ
4/9に行われた抽選により、トーナメントは下図のようになりました。
見どころ
春季大会はチーム結成後間もなかった秋季大会から一冬超えて、チームがどう成長したのかを測り知ることができる大会です。そのため、秋季大会で露呈した課題を克服できているかどうかや、秋季大会で活躍した選手がその後順調に伸びているのか、秋と春でメンバーがどう入れ替わったのか、秋の段階で手探りだったチームの”イムズ”が固まったのかどうかなど、見るべきポイントが多いです。直接甲子園に繋がる大会ではないため、夏や秋に比べるとどうしても注目度は低くなってしまいますが、夏を占う重要な大会ですので見逃すことができませんね。また、この大会から新1年生がベンチ入りできますので、将来有望なニュースターを一足早くチェックできる点も、楽しみのうちの一つと言えます。
今大会は、関西学院、神港学園、長田、滝川第二といった県大会常連校が地区予選で敗退しました。春季大会は秋季と違い敗者復活戦がないため、組み合わせ次第でこのようなことはよく起こりますが、これらのチームは夏はノーシードとなるため、”ノーシード爆弾”としてシード校を脅かす存在になるでしょう。
そのような中で開幕する県大会ですが、見どころとなるのは報徳学園をどこが止められるか、という点でしょう。報徳は昨春と昨秋、激闘の兵庫を制しており、センバツでも2年連続準優勝を飾るなど、現在の兵庫の中で最も実績を残しており、頭一つ抜けようかという存在となっています。もっとも、群雄割拠な兵庫の中にあって1強体制を築き上げるのは難しいでしょうが、現在の報徳に勝てるチームはかなり限られていると思います。対抗となるのは、昨夏報徳を破った神戸国際や、昨秋近畿大会に進出した社、須磨翔風、さらには接戦に強く実力のある明石商あたりでしょうか。
また、昨秋の総括でも述べましたが、今年は東洋大姫路と彩星工科の2チームが凄く元気がありそうなので、勢いに乗れば上記のチームにも勝る可能性が十分あります。個人的には特に、地区予選でホームランを放っている東洋大姫路の好打者・露本くんの成長ぶりをこの目で見てみたいです。
その他、好投手・村上くんを擁する神戸弘陵も要注目です。
おわりに
簡単ですが、ここまで2024年の春季兵庫県大会の見どころをチェックしてきました。春季大会は秋季大会からかなり間が空いた後の公式戦であり、どのチームも夏を見据えて1試合でも多く試合を経験したいはずですし、選手もレギュラー獲得に向け必死にアピールしたい大会だと思います。そこに、期待の新1年生も加わるため、秋とはまた一味も二味も違う仕上がりになるチームが多いです。夏をより楽しみたいなら、この春季大会は見逃すことができませんね。非常に楽しみです!
次は、大会が終わったらまた結果をまとめたいと思います。では!
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